大自然の中でロープレスキューを競う!Rias Rope Rescue Research Rally

ロープを使用した救助技術を競う国内大会として注目を集めるRias Rope RescueResearch Rally (リアスロープレスキューリサーチラリー。以下「R5」)。この大会は救助者としての心構え、ロープ及び各種資器材についての正しい使用方法、ロープレスキューに関する基本的な知識や技術、そして安全面(安全係数10:1等)に配慮した活動がなされているかが審査される競技会方式の自主訓練会だ。実想定に基づいた活動環境の中で、日頃の訓練や講習会等において培われた成果を披露する場として、また、同じ志を持つ仲間との意見・情報交換の場として企画されている。第7回目となる今回は平成28年10月6日・7日の2日間にわたり岩手県大船渡市内にて開催。大会には1隊6名程度(内1名はビクテム)でエントリーし、本大会には9チームが参加。お互いのロープレスキューにかける精神と技術を競い合った。
1日目の予選は3チームずつに別れ2種目(ハイアングルとスティープアングル)を実施。各グループを1位で突破した3チームが翌日の決勝に進む。2日目に行われる決勝の種目はクートニーハイラインで、オフセットの谷底にいるビクテムを救出する。
この大会は訓練施設ではなく実際のリアス式海岸において実施されるというリアリティーが特徴といえるが、もう一方で厳しいルールも特徴だ。競技時間内に終了(救出完了)しなかった場合は、その種目は失格となる。このように、現災害において失敗とされる事象についても厳しくジャッジされるのだ。
本大会では秋田県より参加したチームが優勝を果たし、会場には見学者やスタッフを含め延べ100人以上が集結。大きな盛り上がりの中で開催された。

 

  • 訓練塔ではなく絶景の中で行われる「R5」。
  • ビクテムを担架収容し救出する。
  • 救出準備が整うとジャッジによるチェックが入り修正箇所が無ければ救出開始となる。
  • リセットしつつロープを引き救出する。
  • 行動不能に陥ったビクテムを背負い救出する。
  • クートニーハイラインの救出側設定状況。
  • ハイラインに大型プーリーを設定する。
  • 実行委員長の阿部恭浩氏から優勝チームにトロフィーが授与される。

 


 

本記事は訓練などの取り組みを紹介する趣旨で製作されたものであり、紹介する内容は当該活動技術等に関する全てを網羅するものではありません。
本記事を参考に訓練等を実施され起こるいかなる事象につきましても、弊社及び取材に協力いただきました訓練実施団体などは一切の責任を負いかねます。

 


 

取材協力:Rias Rope Rescue Research Rally実行委員会

文:木下慎次

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