TRES 2018 第20回テイセン車両・資機材研修会

 消防ホースや被服、防火衣、救助工作車をはじめとする防災車両などでおなじみの帝国繊維株式会社が、栃木県鹿沼市にある同社鹿沼工場にて第20回テイセン車両・資機材研修会「TeisenRescue Equipment Seminar 2018」(TRES 2018)を開催した。昨年度より内容を大幅に刷新し、従来の車両や資機材の「見学会」から実際に訓練ができる「研修会」として生まれ変わったことで参加希望者が増加。これを踏まえ、今年は10月18日(木)の午後及び10月19日(金)の全日での1.5日で実施。全国125消防本部から約600名の消防職員が会場を訪れ、目玉となる車両破壊の技術講習と実習体験には約170名の現役隊員が参加した。

 研修会の目玉となるのが車両破壊の技術講習と実習体験。本国のLUKAS社からインストラクターを招き、最新のバッテリー駆動式大型油圧救助器具であるLUKAS「eドローリック」により、カッターでのピラー切断やスプレッダーでのドア開放、ラムシリンダーによるダッシュボード拡張など一連の車両破壊を体験。参加者は大型油圧救助器具を用いた交通救助に関する手技についてインストラクターからレクチャーを受けるとともに、実車破壊を通してホースレスの機動性や従来型ツールと遜色ないパワーを体感した。

 もうひとつの目玉が救助工作車や各種資機材の展示。車両工場では各工程(フレーム架装、中間検査前等)で製作中の車両を見学することができ、さらに、多目的救助工作車「MRV」や本年度より登場したホイルベース4,000mmのHS型の実車展示も行われ注目を集めていた。さらに、シャーシメーカーやキャブ改造メーカー、警光灯メーカー、照明やクレーン、ウインチといった主要装備メーカー、そして積載物である救助資機材の取り扱い業者などが一堂に会しており、最新の仕様や各地の導入傾向などについて熱心に耳を傾ける姿が多くみられた。

写真/帝国繊維株式会社ホームページより

出展報告

株式会社ライズは TRES 2018 に出展させていただきました。
ブースでは車両積載物としてオススメのアイテムをご提案させていただくとともに、研修会開催記念品といたしましてTeisenとRISEのコラボレーションによる限定オリジナルグッズを製作し販売させていただきました。
多くのみなさまにライズブースにお越しいただき、誠にありがとうございました。

限定オリジナルグッズ 販売中!

テイセン車両・資機材研修会「Teisen Rescue Equipment Seminar」開催を記念して、TeisenとRISEのコラボレーションによる限定オリジナルグッズが登場!



 


初出:2019年01月 Rising 冬号 [vol.12] 掲載


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