救出困難だった命を救いたい!災害を想定した訓練場を東京に作る!

 

近年では都市型捜索救助技術にかかわる自主勉強会などが活発に実施されているます。

その一方で、こうした訓練を実施できる環境が、日本国内にはほとんど存在していないことをご存知でしょうか?

国内で最も有名な訓練施設が、兵庫県広域防災センター内にある瓦礫訓練施設。それ以外には各地の消防学校や消防本部に瓦礫訓練場などが作られていますが、これらはそれぞれの組織の訓練教育施設であるため、たとえ消防職員であっても所属が異なれば容易に利用することができないのが現実です。

──目の前の命を救いたい。

──ともに救助する仲間を守りたい。

こうした強い思いがあっても、そのための訓練ができないというのが、今の耐え難い現状といえます。

そこで、「自由に利用できる特殊な現場を想定した訓練場」(いわゆる瓦礫訓練場など)と「現場での対応方法を学ぶことができる教育棟」(50名程度が座れる平屋)などからなる震災対策訓練場を東京都内につくるために、NPO全国救助活動研究会が立ち上げたのが今回のプロジェクトです。

 

 

計画する施設の概要

 

このプロジェクトでは、災害時に必要とされる技術と知識を学ぶ4つのブースからなる訓練場と、それを学ぶ教育棟 兼 惨事ストレスにさらされる消防士の相談所が作られます。

特殊訓練ができる「震災対策訓練場(CSRM training range)」としての施設の概要は以下の通りです。

 

■指揮進入活動ブース:中の状況が見えない時に、外部から観察し、情報をまとめ、安全管理を行う。そして、誰が中に入っているかを常に記録する作業を訓練するブース。

 

■狭隘空間活動ブース:身動きができないほどの狭い空間で一般市民を救出することの難しさ、作業にかかる時間、疲労感を体に理解させる訓練をするブース。

 

■傷者観察ブース:狭い空間内で、怪我人の脈拍や怪我の状況など容体を観察する訓練や狭すぎて体の一部分しか触れない状況で観察を行う訓練をするブース

 

■保温保護ブース:救助現場で、患者の状況を把握・判断し、保温保護の作業を行うブース。

 

災害時の救助活動を想定した総合訓練ではこれらのブースを活用し、狭い空間内で、救出時間や被救助者の体力を踏まえ、やるべきことの優先順位を組み立て、救出プランを実践する訓練を行います。
また、この訓練場の特徴は自分たちが運営する訓練場である点。施設利用に関する時間的制限もなく、従来は実施が難しかった夜間訓練も自由に行うことが出来ます。

 

 

惨事ストレス相談所(Counselor`s office)も整備

 

加えて、これら内容を集中して学ぶことができる教育棟も建設されます。ここは座学に加え、医療関係者との交流やストレスケアのために使用する惨事ストレス相談所(Counselor`s office)としても整備される予定です。

多くの人の命を救うという大義を抱いているからこそ、消防士にかかる責任感・ストレスは計り知れません。少しでもそんな仲間たちの救いになればと、NPO全国救助活動研究会では3年前より惨事ストレスを聞くための勉強会を開始しています。実際に、年に30件ほどの相談を受けることがあり、専門家につなぐことで、現場に戻れた消防士もいるそうです。

今回のプロジェクトでは、ストレスを緩和できる場所、サポートし、時には専門家につなぎ、治療を進められる場所として惨事ストレス相談所(Counselor`s office)も絶対に必要といいます。

 

 

クラウドファンディングで応援しよう!

 

NPO全国救助活動研究会では日本最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」において応援者を募集しています。

支援総額は340万円で、今回のプロジェクトにかかる440万円の一部に充てられます。

 

▶土地購入費:100万円
▶訓練棟建設費:220万円
▶教育棟 兼 惨事ストレス相談所建設費:120万円

 

ひとつでも多くの命を救うための、学ぶ場、救う場をつくる。その実現に向け、皆さんも応援してみてはいかがでしょうか?

 

 

Readyforのプロジェクト支援ページはこちらから

 

 

おことわり

株式会社ライズはNPO全国救助活動研究会が行う訓練場完成に向けたプロジェクトの趣旨に賛同し、取り組みを応援すべく、「0円からできる支援」の一つと致しまして紹介記事を掲載させていただきました。

 

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