令和3年度山梨県地震防災訓練
山梨県と山梨市では「藤の木愛川断層領域」を震源とする地震を想定した地震防災訓練を令和3年11月14日に行われた。この訓練は、同日午前8時20分頃、藤の木愛川断層領域を震源とするM7.0規模の直下型地震が発生し、山梨市では震度6強を観測し甚大な被害となったとの想定のもと実施。地震による災害発生から復旧までの対応を実践的に行うことで、地域防災力の向上及び防災関係機関との連携を図るとともに、展示・体験・啓発を通じ、地域住民の防災意識の高揚を図ることを目的としている。
訓練は山梨市役所庁舎駐車場をメイン会場とし、災害対策本部設置・運営訓練、広域避難訓練、避難所設置・運営訓練、炊き出し訓練、災害ボランティアセンター設置・運営訓練、消防本部・警察・自衛隊による救出・救助・救急搬送訓練、応急危険度判定訓練、応急救護(トリアージ)訓練、ライフライン応急対策・復旧訓練、消防団による一斉放水訓練などが行われた。また、孤立集落対応訓練では、自衛隊ヘリコプターにより山梨市立笛川中学校から山梨県笛吹川フルーツ公園まで救護者を搬送する訓練が行われた。
取材協力:山梨市
写真・文:木下慎次
初出:web限定記事