今注目の米国系消防装備!! AMERICAN FIRE FIGHTING EQUIPMENT

 

都市型捜索救助や火災現場からの生還術など、近年では米国の活動スタイルを手本とした取り組みが活発化している。
だが、検証訓練などを行うのに必要なツールの中には日本国内で簡単には入手できないモノも多く含まれ「試してみたいが手に入らない」というアイテムも少なくない。
ここでは、今注目の米国系消防装備の中から厳選した、すぐにも揃えておきたい逸品を紹介。

 


 

 

アメリカ消防を代表し、象徴する装備として知られているのがハリガンツールとアックスのセット。

Forcible entry(強制進入)に用いるツールで、近年では日本においても消火戦術系勉強会やRIT系勉強会、交通救助系勉強会などにおいて有効性や利便性が周知されるようになり「欲しい装備」として注目されるようになった。また、救助工作車等の更新整備にあわせて導入されるケースも増えてきているようだ。

ハリガンツールとアックスに関しては2つを連携して活用する場面が多く、携行時も専用ストラップでまとめておくのが一般的。そこで、使用時の性能も去ることながら、両者がちょうど良くまとめられる絶妙なサイズで揃えておくのがポイントだ。

 

 

■ライトレスキュー ハリガン30

アメリカ・ニューヨーク消防の消防職員「Hugh A. Halligan」によって考案されたエントリーツール。
ドアや壁などの破壊を効果的に行える仕様となっており、こじ開けに効果的な面積の広いテコ型ヘッドと穿刺を行えるピック、キーシリンダーの破壊に便利なシャフトエンドのバールなどを備える。

 

■ライトレスキュー レガシータイプハリガン

ハリガン発祥の地であるアメリカの老舗メーカーに特注し、各箇所の角度・長さ・厚み・強度など全てをこだわり製造されたレガシータイプ。
また、金属製のシャフトはハリガン用グリップキットでコーティング。
外側のテープ部が滑りを防ぎ、内側のリング部で指を適切な位置でホールドするので抜群のグリップ性を発揮する。

 

■レザーヘッド オフィサーハリガン

全長約50.8cmとコンパクトでありながら、通常のハリガンツールと同様のアッズ・フォーク・ピックにより構成された万能ツール。
コンパクトなので狭所や狭隘な環境下への投入にも便利で、携行性に優れており腰周りに吊り下げての搬送も可能。
釘抜き用ホールを備えており、バールとして使用するなど汎用的に活躍する

 

■ライトレスキュー アックス

アメリカの消防では火災対応の際に屋根上開口部の設定が行われる。現在ではチェーンソー等も多用されるが、依然として愛用されているのがアックス(斧)だ。日本の消防における鳶口のような存在であり、破壊の他にもヘッドを握ってシャフト部分を検索棒として活用して人命検索を行ったり、ヘッド部分で床面等を打診して進路の足場安定度確認を行ったり、幅広く活用される。

 

■ライトレスキュー タイソンアックス

一般的なアックスより大きな破壊力を生み出すべくヘッド部分を重くしたモデルで、火災現場おける強制ドア解放はもちろん、様々な場面での破壊に役立つ。
ハリガンとの連携を考慮し、ヘッド部分にハリガンのフォーク部分がかみ合わさるようスリットが入れられているのも特徴。

 

 

役割分担と携行性がポイント!

アックスは斧刃の後方が尖ったピックタイプのものと、フラットのものがある。アックス単体で使用するなら穿刺も行えるピックタイプがいいが、ハリガンツールとの連携を考えるならハンマー代わりにもなるフラットヘッドがオススメ。ドアの隙間などにハリガンツールを挿し込み、アックスで打ち込むといった作業を容易に行うことが出来る。ピックはハリガンツールにあるので、役割(機能)分担を図ったほうが便利と言うわけだ。さらに、写真のようにセット携行する際にアックスのシャフトの長さにハリガンツールが収まるのがいい。そこで、携行性と携行時の安全性を考えるなら、両者の長さも意識しておきたいところだ。

 

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