平成30年度緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練

 

小名浜港沖合に建設されている東港地区国際物流ターミナル人工島と3号埠頭を結ぶ橋「小名浜マリンブリッジ」を会場に2日目に実施された多重衝突事故救助救出訓練。「地震発生とともに津波警報が発表され、小名浜マリンブリッジ上を車両で避難中に再度余震が発生。車列の先頭車両であった4tトラックが荷崩れを起こし道路を塞いだ。それを避けようとした大型バスを含む車両約20台が多重衝突するとともに、海中に車両1台が転落。多数の要救助者が発生したが、周囲が浸水し管轄消防隊が接近できず、管内消防力が劣勢となったことから、緊急消防援助隊に応援要請を行った。一夜が経過し、翌朝、浸水が解消されたため部隊を出動させる」との想定の下に訓練を実施。現場は橋上で車道幅員が7mと狭隘。動線に配意しながらの活動が展開された。また、海中に転落した車両からの潜水活動による要救助者救出には海上保安庁、転落車両から自力脱出した2名の救出活動(吊り上げ救出)は消防防災航空隊が担当した。

 


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